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意識を変えることで変わる。
公開日:2022年2月5日更新日:2022月02月05日
カテゴリ:論理的な考え方
多くの人たちは美味しさについて「味覚が大切」だと考えているところがある。
それは、今まで20年ほどお店をしてきてお客さんとの会話の中で登場していくる「言葉」を聞いているとそうなのだと実感している。
講座をしていてもそうだ。
テイスティングの講座で伝えていても、受講者の口からこぼれる「言葉」からは味覚が重要なのだとほとんどの人々がそう思っている。
ボクは、香りこそが大切で、それを理解するための「嗅覚が大切」であると考えている。
もちろん口の中での美味しさは香りだけの要素では無いので、香りを含めた「風味(フレーバー)」が大切なのである。
当然のことなのだが、それを口にして伝えている。
伝えていても、ほとんどの人たちには届いていない。
だから意識が変わらない。
なので、意識しているポイントが「味覚」の場合と、香りの情報の「嗅覚」の場合では、意識するポイントが既に異なる。
意識レベルで味覚が重要だと考えている人は、味覚目線で美味しさを探している。
意識レベルで嗅覚が重要だと考えている人は、香り目線で美味しさを探しているのです。
これは何にでも応用が可能なことで、意識レベルで向き合う対象を何にするのか?で、見え方が変わってくる。
ただし、そこに落とし穴もあって、意識レベルで向き合う対象を間違えていたり、思い込みから勘違いをしていたりすると、いつまで経っても理解が進まないことになる。
なので、論理的に考えて「何かを得るために」は、何が根幹の部分なのかをキチンと見極めることこそが大切なのだと考えるべきことです。
そうすれば、根幹の部分を意識して生活することとなる。
すると、その目線でいろんなことを考えたり、気づいたりできるようになる。
なので見えるようになってくるのだと思っている。
以前のボクは嗅覚が鈍くて、その当時のボクは、コーヒーのダメージである「リオ臭(フェノール臭)」や「未熟豆」から登場するダメージ臭、コーヒー生豆が時間経過して登場する「枯れた香り」や「カビ臭」など、そのほとんどのダメージの香りを認識できなかった。
ですが、今ではそれらすべてを判別できるようになった。
それらが理解できるようになった原点が意識から始まっている。
なので人は、意識が変われば変わることができる。