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成長する道を歩むためには。
公開日:2021年12月15日更新日:2021月12月15日
カテゴリ:テイスティング
資格の実技試験の勉強では、コモディティコーヒー(一般流通しているコーヒー)の銘柄を特定するという必要があります。
試験で出てくる国は決まっているのですが「ブラジルN・エチオピアN・コロンビアW・グァテマラW・インドネシア(ロブスタ)W・インドネシア(ロブスタ)N」の5つの生産国とその国の代表的な生産処理方式のものです。
課題はまず粉の状態からチェックすることができるので、粉の状態での外観のチェック、粉の状態の香りのチェック、お湯を注いだ時の香りのチェック、そして実際にカッピングをしてのチェックという感じで、それぞれの状態でのチェックを重ねることで、生産地を特定していきます。
そして、いつもは一人でカッピングの勉強をしていたのですが、先週末にウチの相方にも参加をしてもらいました。
いつもしているスペシャルティコーヒーのカッピングとは異なり、品質(クオリティ)をチェックするのではなく、その生産地の特徴を覚えなければならないので、どういう特徴的なところがあるのかをボク以外の人の目線を知りたかったこともあり、カッピングに参加してもらったわけです。
すると、広がり方を指摘されました。
その広がり方は、N(ナチュラル)とW(ウォッシュド)では、広がり方に特徴があることがわかりました。
ナチュラルとウォッシュドのどちらであるのか?を知ることができれば、かなり絞り込むことができます。
こういう具合に、自分ひとりでは意外と偏ってモノゴトを見てしまうものなので、信頼できる人と一緒にカッピングをすると、自分では気が付かなかった目線に気づくことができたりするものなのです。
ボクが良質さを理解するために取り組んできたトレーニングも同じで、ひとりでカッピングしていても理解の成長は緩やかなのですが、きちんと理解できている人と一緒にカッピングをすることで飛躍的に感覚のすり合わせは成長の道を歩んで行けるものなのです。