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目線を意識する。
公開日:2021年4月15日更新日:2021月04月15日
カテゴリ:感覚のはなし, 焙煎の味づくりのこと。
ボクたちの感覚の学びには、人の感覚(見ている場所)を感じ取る。という目線で話を聞くことがある。
自分には存在しない感覚を理解するためには、それを感じている人から、その目線の見え方を盗み見ることから理解できてくることがあるからです。
先日行った名古屋の業者さんとの会話もそういうところを意識して質問などをしています。
すると、その会話の中で色々と気づきがあるものなのです。
そう考えると、ほとんどの人たちは、同じコーヒーを飲んでいても、それぞれ異なる場所を見ていたりするものです。
それが、好みです。
甘さを評価する人もいれば、酸味を評価する人もいて、フレーバーを評価する人もいたり、液体の質感を評価する人もいる。
でもボクたちは、すべての項目を見た上で、それぞれの良さを評価します。
もちろん好みはありますが、好み以上に良質さに惹かれるので、それぞれの個性を見てあげて、その個性を伸ばす味づくりを考えて取り組みます。
ですので、それが一般の人たちの好みという目線との違いなのだと思っています。