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決めつけないこと。こだわらないこと。
公開日:2021年11月28日更新日:2021月11月28日
カテゴリ:良質さのお話。
普段は、エチオピアには苦手なところがあって好んで飲まない(買わない)常連さんが、今回のカヨカミノ農園・ナチュラルはおいしかったからと言ってまた買ってくれた。
どこが苦手なのかはボクでは分かりませんが、ひとつ言えることは「決めつけない」ということ。
同じ産地だとしても、作り手(農園主)が変われば、産地のテロワールなどの特徴も変わるものです。
そして、その苦手だと言うポイントも品質の可能性が高く、品質が良くなれば、その苦手なポイントも上品になるので、違和感が無くなるものです。
ですので決めつけないで、いろんな食と向き合うことで、発見があり、そして人生が豊になる。
決めつけてしまうことで、視野が狭くなり、好みの中でしか発見が無いことになってしまう。
とするならば、決めつけない方が豊な人生が送れるのだと思いませんか?
だから、こだわらない方が良いことに気づけることでしょう。
ただし、決めつけるようになってしまった背景があるものです。
それは、今までの人生で「ほとんどのものが、そっち側」の苦手なものばかりだったから、失敗したくないのでそういう判断をするようになってしまったのですから。
では、その反対に存在するものは何なのか?
それが、良質であるものだと考えています。
では、良質であるものは、どこで見つければいいのか?
そこに難しさがあるわけです。
値段が高ければ良質なのかと問われると、違う可能性もあります。
では、何を基準にして選べば良いのか?
それは、自分自身の感覚を磨いてゆくことで、いろいろと見えてくる世界でもあると思っています。
品質のポイントとしては、素材の質だけではなく、品質はすべての人の手が加えられる箇所で、その品質が左右されるものであるので、実は品質はいろんなところに潜んでいるもの。
なので、とあるポイントだけを見て品質が良いとは言えないものであることを知ることがとても大切です。
そして、そのほとんどを左右しているのが「人」だということです。
感覚が上がることで、それらを感じている人たちの存在も見えてくるようになるし、それと共に少しずつ失敗をしないようになってゆくものです。
すると、いろんなところに良質さのメッセージが隠されていることにも気づけるようにもなってゆきます。
そこまで成長すれば、もう失敗を繰り返すことはしなくてもよくなります。
そこまで成長するまでが時間がかかるものですが、それを楽しみながら学べればこれからの自分の未来はとても素晴らしいものになるはずです。