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フレーバーの景色を良質さへと向かわせるために。
公開日:2021年11月24日更新日:2021月11月24日
カテゴリ:感覚のはなし, 焙煎の味づくりのこと。
昨日は、浜松市美術館に出向いてきました。
静岡県立美術館の「超名品展」という企画でした。
ボクの場合は、すべてフレーバーの景色に結びつけて考えるタイプなので、論理的な美しさの構築のために分析をしたりしています。
その場合にやはり「風景」が理解し易いので、風景画で心惹かれる絵画の素晴らしさを自分の中で分析をしたりしています。
コーヒーのフレーバーと同じて、透明感や明るさ、艶やかさなど共通点は多いのですが、ひとつ気になることがありました。
それは、「反射」です。
「反射」にはその論理の共通点に当てはまらないことがあり、とりあえずは頭の片隅にインプットしておこうと思っています。
そいうやって、疑問に思ったことをとりあえずは頭の片隅にしまっておく作業が大切で、たまに引っ張り出してきて考えたりすることで、徐々に明瞭になっていったりするので、そういう「点」を集める作業が大切なんだと思っています。
それを、実際にローストしたコーヒーのカッピングから、その液体が良質であるのか?どうかを判断し、良質さが登場し得ていない場合には、どこの設定が良質さとは反対に位置する方向へ向いてしまっているのかを判断し、次のローストの設定へと向かわせる思考へと変えていくのです。
今現在の課題は、「甘さ」。
艶やかで、しっとりとしていて、フルーツ感があるのに、甘さのバランスもいい。
そんなローストが出来るように日々考えているのです。