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質感の良さ。(マウスフィール)
公開日:2021年11月20日更新日:2021月11月21日
カテゴリ:テイスティング
コーヒーのように液体を評価する場合には、フレーバー以外に「質感」の評価もとても重要なポイントになる。
質感の評価は、素材の良さだけでその評価が成り立っている訳ではなく、コーヒーの場合ならローストと抽出も要素として絡んでくるものです。
ボクの味づくり的な役割としましては、ローストの部分がその多くを占めると考えて取り組んでいますので、コーヒーの良質さを表現しようと思った時に、ローストによる「質感の良質さ」と「フレーバーのバランス」を考えることになります。
どうしたら質感が良くなるのか?
どうしたらいろんなフレーバーが登場するのか?
それらは、元々の素材のポテンシャルにもよりますが、それを活かすローストを施すことで、液体の質感の評価は化けたりするわけです。
そして、その設定はピンポイントの位置でしかその良質さは得られませんので、かなり狭い範囲での味づくりとなります。
それらを楽しむためにも、テイスティングで液体の質感を感じられるようになることで、その素晴らしさを楽しめるようになりますので、フレーバー以外に「質感」を感じられるようになると今以上に食が楽しくなります。
コーヒーの専門用語で、コーヒーの質感を「マウスフィール」と呼びます。
「マウスフィールがいいね。」というコメントは、コーヒーの質感が良いという意味なのです。