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思い描くとおりの甘さを表現するためには。

公開日:2021年11月19日更新日:2021月11月19日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。

思い描くとおりの甘さを表現するためには。

冬になるとやはり「コーヒーの甘さ」が美味しくなる季節。
なので、香茶屋でも冬になると「甘さ」をローストによって登場させるようにローストの設定と向き合うことになります。

ですが、単に「甘さ」と言っても、「どのような甘さ」なのかが問われます。
意外とこれを探っていくことが難しく、どこで登場する甘さなのかは、やはりカッピングによりその設定を導き出さなくてはなりません。

特に甘さの設定で気をつけなくいてはならないのは、甘さは「くすみ」や「濁り」になり易いためです。
透明感のある甘さを登場させるためには、ピンポイントの設定が求められるからです。

ボクは記憶力があまりよくないのか、カッピングをして「このような味わいの場合に、それを是正するための設定はどこだったのか?」と思い出せないことが多いです。
というか、味づくりのバランスは、常に変化をしていますので、その設定は2つ以上の設定を組み合わせることで登場するバランスだと考えた方が正解で、ひとつの設定を動かせば解決するというわけではないからです。

コーヒー焙煎を26年も続けていれば、なんとなく感覚でわかってはくるものですが、絶対ではありません。
まだまだ理解できていない設定の組み合わせの方が多く、いつまで経っても新たな発見があることも面白さの一つでもあります。

ですので今は、甘さの登場のさせ方について、いろいろと思いつく設定を試していたりします。
どの設定の組み合わせが、ボクの思い描くとおりの甘さなのか。
それはもしかしたら、反対に位置する設定も変更しないといけなかったりするかも?と、いろいろと想像しながら試すわけです。

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