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液体の質感とボディ感。
公開日:2021年10月21日更新日:2021月10月21日
カテゴリ:テイスティング
コーヒーの良質さを判断する場合に難しい点は、「液体の質感」とフレーバーは異なる感覚で捉えている点。
液体の質感は、口の中の粘膜などで触れて感じている「触覚」をメインとして使い、味覚の要素、そして香りの要素も含んでいると考えられます。
ですので、3つの感覚を使い判断をしている。そのメインは「触覚」。
ですが、香りの質も考慮することで「質感」の良質さが見えてくる。
フレーバーの場合は、香りの情報である「嗅覚」がメインとなり、味覚の情報と触覚の情報も補助的に使っている感じだと考えています。
ですので、「液体の質感」と「フレーバー」を見る場合は、感覚のスイッチを切り替えるという作業をしています。
そして、液体の質感は「マウスフィール」と呼ばれる評価項目に位置します。
マウスフィールでは、ボディ感も評価するのですが、液体の質感も評価をしています。
これらは、なぜ同じ項目でボディ感と液体の質感を評価するのか?は、共通点を見出せるようになれば、納得できることだと思っています。
それらを考えた場合に、ボディとコクは同じ意味合いだと考えている人もおられますが、ボクはボディとコクは異なるものであると解釈をしています。
それは、ボディ感と液体の質感が同じような分類だとすると、コクはニュアンスが異なるからです。
これらは、目では捉えられないモノですので、人によって言うことが異なります。
ですので、感覚を使い、言葉の意味を分析するしか方法はありません。
それは、人と人とのコミュニケーションの中で照らし合わせ、それらの意味を確立していくしかありません。