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テイスティングの基礎講座。(香りの情報を脳で認識できるようするためには。)

公開日:2021年10月20日更新日:2021月10月20日
カテゴリ:テイスティング, 講座。

テイスティングの基礎講座。(香りの情報を脳で認識できるようするためには。)

今週は定休日を利用しての「フレーバーの景色を見るための講座」をビオあつみエピスリー浜松店にて開催しました。
緊急事態宣言が発令されてから、2ヶ月間ぶりの講座となりましたので、ボクの方も講座の流れを思い出しながらの講座でした。

そして、人に伝える、教えるということをすることで、改めて無意識にしていたことの気づきが得られるものであることを、こちらも教えてもらいました。

まだ、参加者はチラホラと少ないのですが、当店が伝えたいコーヒーテイスティングの「フレーバーの景色が見えるようになる」という内容。

以前から気づいていましたが、そのためには「香りを脳に認識させる」という行動を意識して意図的に行わなければなりません。
多くの人たちは、このロジックを知らないために、繊細な香りを認識することが困難なのです。

そして、テイスティングの基礎は、香りのインプットです。
この香りのインプットをする際に、繊細な香りの情報まで、インプットをすることで、コメントを含む表現力が身に付きます。

多くの人たちは、表層的な強い香りだけしか認識しないために、その表層的な強い香りだけをインプットしているために、その他の繊細で多彩な香りの情報を読み取ることが出来ずにいるため表現も出来ないのです。

1番の問題は、香りを脳に認識させるための、体の使い方なのです。
その体の使い方とは、どうやって香りを鼻腔の奥の嗅上皮まで届けるのか?ということ。
それは、意識をして意図的にその状態を作らなければなりません。
それが、繊細な香りを読み取るために、しなければならないこと。

これらの内容は、「テイスティングの基礎講座」でキチンとお伝えをしている内容となります。
もちろん、「フレーバーの景色を見るための講座」でもある程度はお伝えをしています。
こちらの講座は継続的にボクたち講師のコメントから、フレーバーの情報のどこを言っているのか?を探しながら、フレーバーの景色のすり合わせをするための講座という意味合いになっています。
オンライン講座では、「コーヒーカッピング講座」がその内容の講座です。
こちらは、「テイスティングの基礎講座」できちんと知識とロジックを習得した後に、講師たちと同じコーヒーをカッピングすることで、感覚のすり合わせを行う講座内容となっています。
フレーバーの情報は、香りだけの情報では無いので、そこに難しさがあるためです。

プロの方でも、テイスティング・スキルの上達に行き詰まっている方や、一般の方でもキチンとテイスティングを学びたいと考えている方は、まずはその基礎からきちんと学ばれることをオススメしています。

これらのロジックを含む内容の基礎講座は、生まれつき感覚が優れている人には伝えれれない内容です。
それは、生まれつき感覚が優れている人は、物心ついた時には、すでにそれらを習得しているので、どうやったら繊細な香りの情報を意図的にキャッチすることが出来るのかを、真剣に取り組んだことが無いためです。

どうしたら、香りの情報を脳で認識できるようになるのか?
ここが、とても重要なアプローチなのです。

そして、これらのテイスティング・スキルを使って、ボクはコーヒーのローストのバランスをとります。
ですので、味づくりのためにもテイスティング・スキルは必要にもなるのです。

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