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田舎暮らしの四季の香りを愛でる。
公開日:2021年10月13日更新日:2021月10月13日
カテゴリ:感覚のはなし

※現在、喫茶コーナー再開に向けてパーテーションの設置をしております。
準備が整い次第、喫茶コーナーを再開したいと思っておりますので、もうしばらくお待ちください。
再開しましたら、こちでご報告をさせていただきます。
香茶屋 店主 伊藤
田舎暮らしの秋の香りは、稲の草の香りや、花の香りも華やかなものが多いように思います。
草の香りは、徐々に枯れてくることで、枯れた草の香りも目立ち、花の香りとしては金木犀やトランペットフラワーのような華やかな香り。華やかでも白色の花の香りとは重たさがちがい、黄色やピンク色の香りでエレガントさを感じます。
季節ごとに風に乗って漂う香りが変わりますので、四季を通じて香りの季節感を覚えることで、季節をより豊に感じることができるようになります。
そんな見方をするようになると、花も咲き始めは爽やかな香りでうっとりとしますが、咲き乱れピークをすぎると香りは重たくなり、ちょっと敬遠したくなります。
それらは、フルーツの完熟する過程の香りとも類似しますので、完熟してゆく香りの推移から、どの辺りが一番良質な香りなのかを分析してみると、いろんなことが理解できてくるものだと考えています。
その場合に、一人でそれらを検証するのではなく、二人以上で同じ香りを検証することで、意見が分かれたりしますので、それもとても良い学びとなります。
なぜ、あの人は私とは異なる香りを評価したのだろう?
学びの中では、そういった目線がとても大切なのです。
一人では、どうしても「好み」の判断になりがちですので、学ぶ場合には二人以上で取り組んでみてください。