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こんな時なので、焙煎技術を見つめ直してみる。
公開日:2020年3月25日更新日:2021月09月26日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。
昨日は、コーヒー関係の知人にお願いして小型の焙煎機「ディスカバリー 」を触らせていただきにお邪魔させていただきました。
今年は新型コロナの影響で、大型イベントは中止になると思うので、焙煎の競技会(JCRC)も開催されないとは思っておりますが、今できることをやっておこうと思い、自分の焙煎機以外の焙煎機での「設定の出し方」の道筋の探り方も一緒に考えておこうと思い、事前にロースト・プランを決めてからお邪魔をさせていただきました。
2018年のJCRCの決勝に向かうための取り組みの一貫として、その年に一度「ディスカバリー 」の焙煎を見て、そして実際にローストもさせてもらった経験が1度ありました。
そして、昨年の4月と5月に1回ずつの計3回ほど「ディスカバリー 」でローストさせていただき、今回で4回目の焙煎となります。
1回ずつ設定を確認しながら、見つけてゆくローストの道筋の探り方がボクの焙煎の設定の導き出し方なので、その効率の良い探り方の勉強でもあります。
これは、目標でもある国際大会に向けて、少ない焙煎回数での「効率の良い設定の探り方」を理解しておいた方が良いと思うので、そこを意識しながらの焙煎でもあることを念頭においての取り組みとなります。
4回目の昨日のローストは、前回までの3回のローストで、ある程度設定が出せてきていたので、今回は「フレーバーの明るさ」と「広がり方」のバランスを整えるための設定の導き出し方を意識して取り組みました。
ただし、これは前回までの3回のローストで、中点(ボトム)の設定のための投入のタイミングやダンパーの位置、ガス圧の設定をすでに当りを出していたので、今回の「フレーバーの明るさ」と「広がり方」のバランスを探るためのダンパー操作の設定を探るために3バッチ分のロースト・プランを考えて取り組みました。
そして、今日はそのローストした3バッチ分のカッピングをしました。
とても分かりやすくフレーバーが登場していたので、とても理解し易く、4回目のローストでかなり「ディスカバリー」 の設定が掴めた感があります。
そして、ロースト自体はすべて「ロジックは同じ」ですので、いつもとは違う焙煎機でのローストでダンパー操作の考え方がまた少し理解が深まりました。
今年できることを、いろいろと考えて、そして取り組んでいきたいと思っています。
まだ伸び代があると思っているので、今年は今の焙煎機で、まだまだ焙煎技術を進歩させたいと思っているのです。