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色彩美の本質は「光」がもたらしている。
公開日:2020年4月29日更新日:2021月09月26日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。
昨晩、HNKで再放送だと思いますが、「ダビンチ・ミステリー」という番組を放映していた。
ボクの今年のテーマは「色彩美」ということもあり、その放送の内容もとても面白かった。
レオナルド・ダビンチの描いた絵画の人物の肌などは、薄い顔料を十数層にも積み重ね塗ることで「透明感」を表現しているらしい。
コーヒーの良質さも「透明感」がテーマになるので、その「透明感」を導き出すためのロジックと、そのロジックを実際に表現するための「技術」、その両方ともが大切であると考えられます。
その「ロジック」と「技術」のどちらかが足りなくても、表現は成り立たないものなので、今まで「ボクが歩んできた道は間違ってはいないのだな」と確信を持てる番組でもありました。
そして、より緻密な「ロジック」と、技術的な「焙煎技法」をこのコロナウイルスが終息するまでの間にきちんと見つめ直そうと考えています。
そして、レオナルド・ダビンチが書き留めた文献から、「光」の「色彩美」についても語られていました。
そう。「色彩美」のキーワードは「光」なんだと言うことです。
「光」の「色彩美」の考え方を自然の中の美しさから気づくことの重要さを改めて気づかされます。
そして、口の中で広がるフレーバーの情報から、それらを再現するための「美しさの共通点」を見るための「感覚の育成」と、それらを表現するための「技術と感覚の融合」を目指して取り組んでいきたいと考えています。
また来週に「ダビンチ・ミステリー第2集」の再放送があるので見ようと思っています。