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仕入れの重要さ。
公開日:2020年5月29日更新日:2021月09月23日
カテゴリ:良質さのお話。
昨日、コーヒー生豆を取り扱う業者さんから送っていただいた、サンプルのコーヒーをカッピングした。
ブラジルが3種類とペルーが1種類で、計4種類。
ブラジルはN(ナチュラル)が1種類と、PN(パルプドナチュラル)が2種類。
PNの2種類のうちの1つは、ここ2年くらい続けてCOEコスタリカの上位入賞している生産処理方式で「Anaerobic(アナエロビック)」と言われる手法を用いたもので、ブラジルなどでも世界が注目する新しい手法などを積極的に取り入れる生産者も増えてきている。
ボクがカッピングをして業者さんに電話をすると、すでにブラジルのPNは2種類とも完売したらしく、すでに売り切れ。
でも、実はカッピングをしてみると、ペルーが一番クオリティが高かったので、ペルーを購入する予定でした。
ペルーもCOEが開催されるようになり、生産処理技術が向上してきているのがカッピングをすると理解できます。
コーヒーの生産の難しいところは、この生産処理工程と言っても過言では無いと考えています。
この人の手が介入する生産処理工程は、品質が左右するとても重要な要素であることは、コーヒー関係者でしたら誰でもが理解をしている重要なファクターです。
いくら良い土壌で、適した生育環境でも、収穫後の生産処理工程を疎かにしてしまうと、品質はガクッと下がってしまうからです。
ボクたちがコーヒー焙煎で、豆のポテンシャルをできるだけ引き出そうと考えるように、コーヒー生産者は生産処理工程をキチンと学ぶことで、素材のポテンシャルを落とさないように引き出す。
良質なモノの考え方としては、「落とさない」という取り組みと、「引き出す」という取り組みの2種類。
意外と同じことのように聞こえるが、考え方としては異なる。
このぺルーは、現在のニカラグア・リモンシジョ農園・ジャバニカの代わりに使う予定で、DB(ドリップバッグ)にも使用する予定です。
今年の秋口くらいから店頭に並ぶ商品です。