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酸味のクオリティ。

公開日:2020年6月4日更新日:2021月09月19日
カテゴリ:テイスティング

スペシャルティコーヒーを学んでいると「酸味」と言うキーワードがとても重要であることが、感覚がステップアップするごとに浮上してくる。
それくらい、酸味は多くを物語っていることに徐々に気づくようになる。

そして、ここ最近の「酸味」の気づきには、「遅いよ」と言われるかもしれないが「酸味のフルーツ感」に尽きるのだと言わせてもらいたい。

人によって異なる評価項目の基準ですが、ボクの中でACIDITYの6.5点の基準が明確になってきた。
それが「酸味のフルーツ感」です。
それくらい、キチンとした酸味のフルーツ感のクオリティを持つコーヒーは少ない。
それが、Top Specialty(トップスペシャルティ)以上のランクなのだと認識をしていています。

ただし、Top Specialtyは86点オーバーのクオリティですが、COE評価だと、6.5点 × 4、6.0点 × 4、基礎加点36点で、86点になります。
ACIDITYが6.0点であっても、その他の項目で6.5点 × 4 以上の評価の場合には86点のTop Specialtyランクになると言うことです。
その場合に、やはりACIDITYの項目はCLEAN CUPの項目と並びとても重要な評価項目であると言う認識に、いま至っています。

6.0点の評価と、6.5点の評価は、たかだか0.5点の差と取る人も多いかと思いますが、0.5点の開きは、口の中で感じる「クオリティの美味しさ」と言う意味では大きくちがいます。

そして、コーヒーの評価(COE評価基準)の難しいところは「強さでは無い」と言うところです。
ボリューム感などの強弱で評価をするのではなく、「クオリティで評価する」と言うところが、学ばなければなかなか見えてこない世界観です。

フレーバーも大切ですが、酸味はとても重要です。

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