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人に教えることができる人は、
公開日:2020年6月17日更新日:2021月09月19日
カテゴリ:良質さのお話。, 講座。
以前は満開の花がキレイだなぁとか心に響いていた。
でもこの年になって初めて「葉っぱ」ってキレイだなぁと思えるようになった。
特に「芽吹いたばかりの葉っぱ」は、とってもキレイなのです。
すると、おかしなもので、花をみたり、葉っぱをみたりできるようになった。
こう言う視点は、どんなものにでも当てはめることができる。
口の中で広がる味わいでは、何を見るのか?
味覚寄りの味わいなのか?風味(フレーバー)寄りの味わいなのか?
それとも、液体をみるのか?それとも、フレーバーをみるのか?
フレーバーは、酸味のフレーバーをみるのか?それとも、甘さのフレーバーをみるのか?
細かなところまで感じることができるようになると、見え方を選択することができるようになる。
見えてしまうことで、見たくないものは見ないようにすることもできる。
ですが、これらを生まれつき感じ取れる人たちは、とても少ない。
ボクも学ぶことで、それらを感じ取れるようになったからです。
そして、感じ取れるようになって気づきます。
生まれつき感じ取れる人は、それが当たり前の現象なので、どうすればそれを感じ取れるようになるのかが理解ができないので、人に教えることが難しいのです。
名選手が皆名コーチにはなれないと聞いたことがあると思いますが、そういうことなのです。
凡人が学ぶことで身につけたスキルは、苦労して身につけたスキルです。
人に教えることができる人は、自分で苦労して身につけたスキルしか、人には教えられないのだとボクは考えているのです。