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感覚の覚醒。
公開日:2020年6月25日更新日:2021月09月19日
カテゴリ:テイスティング
感覚の覚醒。
この感覚は、コーヒー関係の仕事に従事する人たちの中でも、ほんのひとにぎりの人たちだけがその能力を使うレベルにあり、より本質を見ている感覚となります。
まだボクはそこの段階までたどり着いてはいないのですが、なんとなくですが、その「レベル」では、どういうことを理解しているのかは想像出来ています。
それは、ボクがよく言っている「香りの元をたどる能力」という「分析力」を覚醒させることで、見えるようになる世界なのだと考えています。
どのようにその能力を使うのかと言えば、ドライ(コーヒーの粉の香り)の香りの情報から液体にした場合の「質」を読み取ったりします。
そして、それを液体の状態でもフレーバーから、酸味から、香りの元をたどる能力をより覚醒させることで、それらから「質を読み取り」、仕入れた場合にはどれくらいで品質が落ちてくるのか?とかを判断したりする能力です。
それは、より繊細な部分の香りの情報から「分析できる能力」となるので、焙煎する人間がその能力を扱えるようになると、より高みを目指すことができるようになります。
なので、ボクもその能力が扱えるようになるために、トレーニングをしているのです。
そして、トレーニング方法もやることは一つで、香りのインプットのみです。
しかし、そのレベルになると「分析」をしながらのインプットが必要になります。
どのような香りが良質で、どのような香りが劣るのか?
それらを認知レベルを引き上げながら、フレーバーの情報をインプットすることで身に付いてくるトレーニングです。
言葉で説明をすると簡単そうに聞こえますが、なかなかたどり着けない領域だと認識しています。