読み物。
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言葉は、意味を含んでいる。
公開日:2020年7月12日更新日:2021月09月18日
カテゴリ:良質さのお話。
本日は、新規のお客さまが多く、いろいろと説明をさせていただくことが多い1日でした。
何回もここで伝えているのでもうご存知の方も多いかと思いますが、当店は「スペシャルティコーヒー専門店」を名乗っています。
コーヒー専門店ではなく、スペシャルティコーヒー専門店です。
まずはそこに気付いてもらいたいのです。
じゃあ、コーヒーとスペシャルティコーヒーって何が違うんだ?
と考えてもらいたいのです。
すると、スペシャルティコーヒーをwebで検索すると
「消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。」
「風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは、際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと。」
とても、分かりづらい説明であったりします。
ですので、当店の説明ですと、
「スペシャルティコーヒーは、酸味にフルーツ感があり、フレーバーにも(フルーツや花の香り、ハーブの香りがあるもの。)と説明をし、一般的なコーヒーには(酸味のフルーツ感も、フレーバーにもフルーツ感が無い)ので、焙煎で甘いフレーバーを登場させ美味しくしているのですが、スペシャルティコーヒーの場合は、焙煎の甘いフレーバーを全面的に登場させてしまうと、素材が活きないので、できるだけ素材の酸味やフレーバーを活かす味づくりをするのですよ。と説明をさせていただいています。
要は、素材に素晴らしい酸味やフレーバーが存在しているので「素材を活かす」という取り組みをします。
その取り組みが、「焙煎」と「抽出」においてした方がより素材が活きますので、抽出においても「素材を活かした」抽出を考えた方がより「素材が活きる」という考え方なのです。