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普通をしっかりと理解すること。
公開日:2020年9月2日更新日:2021月09月09日
カテゴリ:テイスティング
今週の月曜日にビオあつみ豊橋店にてテイスティングの基礎づくり講座を行ってきました。
最近は、よりフレーバーの情報を理解できない人たちに対して「どう説明をすれば」理解していただけるのかを考えながら講座に取り組んでいます。
まずは、香りの持つ情報量、フレーバーの持つ情報量がどれくらいの情報量があって、それらをすべて理解して脳内にインプットすれば、コーヒーを飲んだ時に「あ、リンゴのフレーバーがある。」とか「リンゴらしい酸味がある。」と寸時に理解ができ、そしてコメントができるようになるという考え方です。
しかし、ほとんどのテイスティングを学んだことのない人たちは、香りやフレーバーを覚える際も「丸暗記」していますので、それだと脳にインプットした情報とまるっきり一緒の情報で無いと認識しませんし、「酸味らしさ」などのコメントも難しいのです。
そして、ボクも経験をしているのですが「繋がりだす」という感覚がとても重要なのだと考えています。
「繋がりだす」は、脳内にインプットした情報どうしが「繋がりだす」ことで、理解が一気に進みだす覚醒の状態だと分析をしています。
脳内の情報が勝手に「繋がりだす」ためには、どういった取り組み方が有効であるのか?
これをボク自身が歩んできた取り組みを見つめ直すことで、何が原因だったのか?が分かれば、それが「重要」なんだと人に伝えることができます。
取り組み方の元は「意識」ですので、どういった意識の元で取り組むのか?がとても大切なのだと考えています。
このような取り組みを続けていくうちに、一般流通しているいわゆる「普通のもの」と、その普通のものから外れる「非凡なもの」が感じ取れるようになってきます。
その「非凡なもの」こそが、良質なモノなのです。
そのためには、いかに「普通のもの」をしっかりと覚えているか?そこに尽きるのです。