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焙煎機の扱い方。
公開日:2020年9月5日更新日:2021月09月09日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。
先日、深夜に以前大阪で働いていた時の社長さんが夢に登場した。
その登場の仕方がなんかふだんの感じとは違ったので、「なんか嫌だなぁ」と思い、でもそれで電話してもなぁと思ったので、久しぶりに「現在の焙煎したコーヒー豆を送ること」にしたのです。
そうすれば連絡が入るでしょうから。
そしたら、電話が入ったのですが、ちょうど出れなくて、こちらからかけ直すと、以前家族で香茶屋に来られた時が3年ほど前のことだったらしく、もうそんなに時間が経っていたんだと思ったのですが、その時飲んだコーヒーの印象とはまるで違うと話してくれました。
今も会社が大きくなっているのに週に何回かは焙煎工房に入り焙煎をすると言っていました。
ほとんどの社長さんは、会社が大きくなると焙煎から離れるのに、そこら辺りが尊敬できるところです。
香茶屋の焙煎機は、国産の焙煎機 fuji の5kg釜の半熱風です。
ほとんどの焙煎人は、海外の蓄熱性の高い焙煎機に乗り換えていきますが、ボクがこの焙煎機を使い続ける理由が、この焙煎機でないと登場しない味わいがあるからです。
今も焙煎をする社長さんも、送ったエチオピアを飲んでびっくりしていました。
「あの焙煎機で!?」と。
3年前と焙煎機同じか?と。
確かに、とても繊細な微調整を必要とする焙煎機なので、多くの焙煎人は取り扱いが難しく思うのか、そして味づくりの限界を感じるのか、蓄熱性のある海外の焙煎機に乗り換えるのですが、諦めないで取り組み続けることで、焙煎技術は向上するのです。
もちろん、途中で大幅な改造をしていますので、ノーマルの焙煎機ではないことは付け足しておきます。
そして、もうひとつ大切な取り組みが、感覚の成長です。
どちらかひとつではダメで、両方がとても大切な取り組みだと思っています。