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「好み」で評価するのではなくて、質を評価してあげて欲しいと願う。
公開日:2020年9月11日更新日:2021月09月09日
カテゴリ:ふと思ったこと。
確かGWに入るか入らないかくらいだったと思うのですが、贔屓にしていたネパール人が営んでいたカレー屋さんがお店を閉めてしまった。
料金も安かったので、それほど良質な素材を使っていないにもかかわらず、とても作り手の思いを感じ取れるカレーだったので、結構な頻度で利用していたお店でした。
それからというもの、なかなかそのレベルのカレーを食べることが出来ずにいて、紹介してくれたお店や調べてみて食べに行ったお店などいくつかありましたが、やはり作り手の思いまで感じるカレー屋さんはなかなかなくて、それでも探していました。
そして、とあるお店に今週の定休日に行ってきました。
すると、「これは、他のメニューもいろいろと食べてみたい」と思えるカレー屋さんがありました。
良質なモノには共通点がいくつか存在することに気づきます。
まずは、フレーバーの広がり方です。
良質なモノは、フレーバーの広がりに、すべて収まっている感があります。
はみ出していないと言ってもいいのかもしれません。
だから「丸い」と言うのかもしれません。
コーヒー用語だと「ラウンド」です。
そして、その広がりの余韻を見ていると、情景の移り変わりがとてもスムースに流れていきます。
以前、通っていたカレー屋さんが「家庭の味のとてもレベルの高い美味しさ」だとするならば、今回見つけたカレー屋さんの味は「プロの味。しかもレベルの高い美味しさ」です。
しかしながら、そのお店もそこまで料金が高くないので、そこまで厳選された食材は使うことが出来ません。特にお肉などは、素材の質が見えてしまうので、まぁ仕方がないよね。と思いながら、でも美味しいです。
サラダのドレッシングも手を抜かずにきちんと手作りされています。
きちんとされているお店は、手を抜けるところでも、しっかりと手を抜かずに美味しさに対して真面目です。
そこは「好み」では判断していけない部分ですので、そう言うところをしっかりと評価してあげて欲しい部分です。
一応、来週も食べにいくつもりです。
しばらくは通うことになりそうです。笑