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検証することが大切です。
公開日:2020年9月20日更新日:2021月09月09日
カテゴリ:お店のこと。, 抽出のはなし。
ボクたちのしている仕事は、簡単に言うと、「美味しいモノを美味しく淹れて飲む。」
と言うようなことなのだと考えています。
ただし、面倒臭く言うと「美味しさには、理由があるので、キチンとした考え方の元で、淹れ方を考えて淹れることが求められる。」と言うことなのです。
ほとんどの一般消費者は、「素材が良ければ美味しくなる」と思い込んでいるのですが、実際は間違った考え方で抽出すると、良い部分が登場しなかったりするわけです。
そして、ボクたちのしている仕事の内側には、「比較して検証する」が当たり前のように存在している。
比較をすることで、いろんな気づきが生まれ、そしてより良質な美味しさに近づけるからです。
ですが、一般の消費者には、その「比較する」と言う部分が抜け落ちてしまっている人が意外と多い。
それは、お店の人が言うことは、お店によってちがったりするわけです。
何が正しくて、何が正しくないのか?
そこを、消費者であるお客さま自身が実際に検証することで確かめ、それが間違っている情報か、正しい情報なのか?を確かめることで、いろいろと感じて、気づいてもらいたいと思うのです。
ご家庭で同じコーヒー豆を購入され、同じコーヒー豆で抽出しているのに、お店で飲んだコーヒーと味わいが違うのはなんなのか?
それを検証することで見えてきます。
どこに要因があるのかが。
美味しさは、再現することが難しいのです。
ですが、その再現するためには?をキチンと検証すると、コーヒーの抽出はそれほど難しいものではないことが分かるようになってきます。
お店では、もう何回も言っています。
「抽出するフィルター」と、「使用するお水」と、「グラインダー」の3つを何を基準にして選ぶのか?
だけなんです。