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「思い」が人を学ばせ、そして成長させる原点。
公開日:2020年10月8日更新日:2021月09月05日
カテゴリ:講座。
言葉というものは、伝わりづらい。
それは、なんでかと言うと「言葉の意味は幅広いから」。
同じ言葉でも、その持っている意味とボリュームは、人それぞれ異なるからだと考えている。
なので、香茶屋のコーヒーを説明した場合に「酸味の美味しさ」と言っても、ボクの思い描いている「酸味の世界観」を同じレベルで感じ取れる人でないと、本当の意味の「酸味の美味しさ」は理解できない。
だけど、言葉で説明するしかない。
言葉の持つ幅広い世界観を持って、想像してもらうことで、感じ取れない世界を想像してもらう。
そして、それらを感じ取れている人たちがいるという感覚を抱いてもらいたい。
学びとは、そいういう世界なのだと思うのです。
今の自分には感じ取れないけれど、それらを感じ取れている人たちがいる。
私も、その世界を見れるように、感じ取れるようになりたい。
それが、学びの原点なのではないのだろうか?
ボクも嗅覚の育成を始めたきっかけが、自分の嗅覚の鈍さを実感したことがきっかけだった。
ボクの感じ取れない香りの世界を、感じている人たちがいる。
ボクもその世界を感じたい。
そして、もっと微細なフレーバーの世界観の美味しさを自分の手で作り出したい。
そういう思いが、人を学ばせ、そして成長させるのだと思う。