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コーヒー焙煎の設定の難しさとは。

公開日:2020年10月21日更新日:2021月09月05日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。, 講座。

2018年の焙煎の競技会に決勝に進めたことのよかったことは、焙煎ノートなるものを新たに作ったことでした。

これは、毎日つけている「焙煎データ」とは違うノートで、焙煎の各設定の詳細をまとめるノートです。

一般のコーヒーユーザーには理解しがたいことだと思いますが、コーヒー焙煎の設定の1つ(1次元的な設定の動かし方)の味の登場の仕方は、3次元もしくは、時間経過が加わるため4次元的な味わいとなります。
そのため、一つの焙煎の設定が及ぼす変化には、幾とおりものフレーバーの項目の変化があり、例えば「これをすると甘さが出る」というシンプルなものではないのです。

こういう甘さが出るけど、このフレーバーも登場するし、液体の表情もこうなる。みたいなモノなのです。

ですので、当店の今の焙煎機では、インバーターも使っているので、焙煎の設定のポイントはかなり複雑になってしまっているのですが、その設定の一つ一つをその「焙煎ノート」に、詳細にまとめることをするようになったことで、焙煎でこうしたいけど「どの設定を、どう動かしたらいいんだ?」が理解しやすくなりました。

こういうデータは、時間をかけて、季節の移り変わりと並行しておこなうことで、季節感の微調整が出来るようになるので、焙煎の競技会の副産物でもあります。

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