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プロ向けに、講座を開設していきます。
公開日:2020年10月22日更新日:2021月09月05日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。, 講座。
コーヒー焙煎に携わる人間にとっては、コーヒーの味づくりの難しさに頭を悩ますことが日常化する。
それくらいコーヒー焙煎の味づくりはもどかしく、思うようには行かないモノである。
だから、頭を悩ますことになる。
ボクは香茶屋を始める前は、大阪のコーヒー会社でコーヒー焙煎をする仕事をしていたので、もう25年もコーヒー焙煎に携わっているのですが、webサイトで他のコーヒー関係者がもっともらしい専門用語を並べて焙煎の解説をしているのを見ると「そんなに難しく考えることないのに」と思ってしまう。
確かに焙煎は「難しい」のですが、「難しく考えることはない」のです。
それはどういうことなのかと言うと、基本コーヒー焙煎はコーヒーの「味づくり」です。
なので、コーヒーを飲んで、気に入らない焙煎の味わいは「調整をして、気にいるようにすれば良い」だけのこと。
なので、科学的な反応がどーだとか、焙煎理論がどーであるとか、そう言うところは知らなくても、味わいから「焙煎機の扱い方」さえ解りさえすれば、目指す味づくりはできるということです。
だとするならば、コーヒー焙煎で必要な能力はなんなのか?と言えば、「カッピング・スキル」で、そのフレーバーの情報がどこから由来し登場しているフレーバーであるのか?さえ理解できていれば、味づくりはそんなに難しいことではないのです。
そして、コーヒー焙煎で登場するフレーバーと、素材から登場するフレーバーは見分けが出来なくてはなりません。
そして、一つのカップの中で、それらのフレーバーは絡まり合っているので、そのバランスは見えていないといけません。
それらが見えていてはじめて、目指す味づくりのために焙煎での調整ができるようになるからです。
あとは「焙煎機の扱い方」を知っているだけでいいのです。
ボクが難しいと言ったのは「コーヒー焙煎のもどかしいところ」で、気に入らない味づくりは理解できても、焙煎の設定がどこなのか?を探ることが難しいという点です。
解っていても、どの設定?と言う具合に、1箇所だけの変更で済む場合もあれば、数カ所の設定の組み合わせで、成り立っている場合もあります。
季節の移り変わりで、コーヒー豆に与える熱量を変えてあげないとバランスがくずれてしまいまうからです。
せっかく身につけたコーヒー焙煎のスキルなので、これからはプロ向けに、そういったコーヒー焙煎の講座をしていこうと考えています。
HPを作り変える予定ですので、そうしましたら各種いろいろとプロ向けの講座を始めたいと考えています。