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コーヒー焙煎のためのカッピング・スキル。
公開日:2020年10月25日更新日:2021月09月05日
カテゴリ:テイスティング, 講座。
今朝の風景は「もう冬の景色」になってしまった。
雪も積もらない浜松の冬の景色は、ボクの中では「日の傾き方」と「陽の色」だと思っている。
昨日と今朝の景色のちがいは、あきらかに「陽の色」が黄色がかっていて、ボクの眼球のレンズが黄色がかっているんじゃないのか?という冬独特の色を纏っていた。
もちろん、今朝からとても寒さを感じ、散歩に出かける服装が変わってしまったくらいだ。
そして、そんな景色を前にして、ボクの頭の中では「今日これからの焙煎のこと」をずうっと考えることになる。
昨晩も、寝る前にお風呂に入ったら頭がさえてしまって、焙煎のテイスティングのことを考え始めてしまったので、忘れないようにメモしておいた。
たぶん来年からになってしまいますが、HPを新しくするのですが、一般人向けと、プロ向けに講座を充実させていく考えでいるのですが、ボクの持つスキルである「コーヒー焙煎についての講座」を考えた場合に、香茶屋の考えるアプローチの仕方を逆にたどっていくと、焙煎のスキルは「カッピング・スキル」でもあるのだと思えるのです。
それは、焙煎したコーヒーをカッピングして、気になる味わいのところを変更するだけだからです。
すると、カッピングにより焙煎の熱量によって変化する「甘さの変化形態」と「酸味の変化形態」を理解できていなければなりません。
焙煎の熱量が変化した場合の、「甘さの変化」と、「酸味の変化」です。
それが理解できていれば、焙煎の設定のどの場所の熱量を変えてあげるかの目処が立ちます。
そのためにまずは、カッピングで「焙煎由来のフレーバー」をきちんと見分けることができなくてはなりません。
そして、当然ですがコーヒー豆から由来されるフレーバーを見分けることができなくてはなりません。
それが見えていないことには、焙煎で熱量のコントロールをして、登場するフレーバーのバランスをコントロールすることは不可能なのです。
なので、コーヒー焙煎をコントロールするためには、「カッピング・スキル」が必要なのです。
これは、素材の品質評価のための「カッピング・スキル」ではなく、焙煎をする時に必要とする「カッピング・スキル」なので、見ている目線が異なります。
だとすると、「焙煎のためのカッピング・スキル講座」という講座名なのかな?