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上手な作り手と、感情にまで伝わる作り手のちがい。
公開日:2020年10月30日更新日:2021月09月05日
カテゴリ:感覚のはなし
世の中には「上手」な作り手は多いのですが、感情にまで「伝わる」ものを作る作り手はとても少ないことが理解できるようになってきた。
これは音楽、絵画、美術品、工芸品、食品など、何にでも当てはまることで、ボクは「感情にまで届く(伝わる)もの」というものが本質なのだと思っている。
だけれど、どういうものが「感情にまで伝わる」ものなのかが難しいものなのです。
ですが、まずはその違いをなんとなくでも「感じる」ことができなければ、「感情にまで伝わる」ものを作り出すことは不可能だと思っています。
だからこそ、まずは「上手」なものと「伝わる」ものの違いを感じ取れる感覚が必要不可欠なのだと考えています。
何ごとにも順序というものがあって、まずはその違いを理解することから始まります。
そのためには、きちんと理解している人から、「これは上手」で「これは伝わる」を判断してもらい、そしてそれを比べることをしていくうちに徐々にそれの違いとか共通点とかが見えてきて、だんだんと理解できるものであると考えています。
だからこそ、教わる人が重要なのだということです。
これは、どの分野でも同じことが言えて、きちんと判断ができる人から教わることがとても重要なのです。
ですが、教わる人は「そこ」が見えていないので、そこが落とし穴なのだということです。