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春になっても、その技法が使える。
公開日:2025年3月23日更新日:2025月03月23日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。

ローストの味づくりを見ている人には、今年のローストによる味づくりが変わったことに気づいていることだろう。
この味づくりは、過去ではある季節でしか施すことが出来なかった手法であったのですが、昨年秋に気づいたロースト手法の組み合わせにより、季節に関係なくその技法が使えるようになったことから、今の味づくりとなっている。
このように、ローストの味づくりの取り組みにおいて、季節によって技法の使える使えないがあったりする。
それはどうしようもないものなのだと思っていたのですが、どうやらそうではないみたいなのだ。
理屈や理論という頭の中で考えているものと、実際に起こっていることは実のところ乖離していたりする。
がしかし、理屈や理論と実際に起こることを同じにするために論理がある。
結果から述べると、幾つかの条件の組み合わせにより成り立っている。
その幾つかの条件のひとつひとつの重要性と、それら条件の中のどこを基準として味づくりするのかで成り立つものであった。
どこを基準とするのか?
それだけのことで、味づくりは大きく変わってゆく。
まだ通年を通してこの技法が使えるのか検証できてはいないが、冬から春に向けて使えているので、たぶんなのだが通年を通して使えると思っている。
これは、すごいことなのだ。