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コーヒーで使用するお水を考える。
公開日:2020年11月1日更新日:2021月09月04日
カテゴリ:お店のこと。, 良質さのお話。
当店で使用しているお水は、「ご自宅でも、これくらいのクオリティのコーヒーは飲めるんですよ!」を提示するために、喫茶コーナーで提供しているという考えがあります。
ですので、浄水器を通したお水を使用しているのですが、それも比較的にリーズナブルな浄水器です。
ですが、フィルターは「高除去タイプ」を使用していて、使用量がひと目で分かるように900L使ったら目盛りが「0」になって交換してくださいの合図が出るものを使っています。
ただしお店で使っているので、900Lまで使うとかなり味わいが劣ってきてしまうので、残りが400Lを切るくらいで交換することにしているのです。
あと数日で400Lを切るのですが、残念ながらもう交換した方が良い感じで、コーヒーの酸味のポテンシャルが劣ってしまいました。
ですので、まだ一般的には使用できると思いますが、来週は浄水器のフィルターを交換して営業したいと思います。
それくらい、お水で味わいが変化してしまうと言うことを伝えたいのです。
そして、「お水」と「道具」を選ぶ基準は「透明感」の登場するものが「吉」だと香茶屋では考えています。
その反対の「否」の「お水」や「道具」選びは、ボヤけてしまうもの。
一見、ボヤけてしまうものは、「やわらかさ」と勘違いしてしまうのですが、キチンと良質さが見分けれるようになると、「透明感」の登場するモノは「くっきり」と、それでいて「酸味」や「フレーバー」が「微細なモノまで」登場していることが感じ取れるようになります。
そこは、良質さの見方と同じで、「強さではない」というところを感じ取れなくてはなりません。
そのためには「比較する」ということが大切です。
同時に比較をして、どちらが「心に響くか」や「体が喜ぶか」です。
そういう行動の繰り返しで、徐々に良質なものが選べれるようになるので、失敗を繰り返しながら「比較」して選んでみてください。
ちなみに、イベントや講座では「南アルプスの天然水」を使用します。
同価格帯のミネラルウォーターの中で比較した場合に、一番素材を引き上げてくれるお水だと判断し、当店では使用しオススメしています。
透明感がUPしますので、気になる方は同じコーヒー豆で、同じ抽出で比較してみてください。