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今朝の山の景色がとても美しかった。
公開日:2025年2月23日更新日:2025月02月26日
カテゴリ:感覚のはなし

毎日の日課は、朝起きてカーテンを開け、遠くに見える山の色を見ることだ。
今朝の山の色は、東山魁夷さんの作品の中に登場するような、とてもグッとくる色調で、それだけで今日の一日が救われたような感覚になった。
今朝のような山の色調になることは、一年を通じてもそんなに訪れるものではない。
だから特別な感情が形成されるのだ。
感情とは、元々自身の中にあるモノが、ある配分率で形成されて生まれてくるものなんじゃないかとボクは思っている。
だから、美しさの状態によっても、受け取れる感情が異なるのはそういうことなんじゃないかと思うのだ。
山の色調のちがいだけで、感情が振れる。
世の中の美しさとは、身近ないろんなところに介入していて、それでいて滅多に訪れない美しさがある。
ある条件が重なり合った時にだけ訪れる滅多に訪れることのない美しさ。
それを感じられるようになりたくて、日々景色を眺めるようにしている。