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テイスティングとは「感じる」ということ。

公開日:2020年11月4日更新日:2021月09月04日
カテゴリ:テイスティング

先日、香茶屋の「テイスティング講座」を受講してくださった方から嬉しいメールが届きました。

親子で受講してくださったのですが、それには背景があり、母親が浜松に住んでいて、お子さんは結婚され関東方面で出産、子育てをされているそうです。
お住まいは信州なのですが、関東方面〜浜松〜信州とローテーションで車で移動。

浜松に来られた時に、当店の存在を知ってくださり、当店のコーヒーの「なんかちがう」を感じとってくださり、そして「コーヒー・テイスティング」を学ぶとその理由が分かるようになりますよ。というボクの言葉を聞いて、講座を受講してくれたのです。

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香茶屋さま

こんばんは、寒い信州から◯◯です。

急な事で 主人がベトナムから一時帰国(ベトナムは感染者が連日ゼロなので日本への入国がスムーズになりました)するので 空港に迎えに行き 自宅へ帰宅。
さっそく コーヒーを淹れて飲んだ所
『何、このコーヒー!色が薄いから 薄いコーヒーと思いきや 色々な味わいがあり スッゴく美味しい!自分は深煎りが好みだと思ってたけど これはいい!縦に広がるぅ』と、大絶賛。

もう こちらも嬉しくなってしまい 今までの経過を話たり 載せて頂いたお店のブログを見せたり ひとしきり はしゃいだ所で ストック僅少!に気づく。 慌てて Webで豆を注文しました。
夫婦で同じコーヒーを 楽しめるなんて 最高です(*´∇`*)

先日、浜松の母は サザンクロス商店街のほしの市に出掛け 『ケニヤのコーヒーは グレープフルーツのフレーバー』とか 楽しんでる様子のラインを送ってくれました。
母も散歩中 花の香りを嗅ぐ様になったのですが 85才でも 私が気がつかない香りを嗅ぎ分け 驚いちゃいますよ

主人が居る間に ビールのローストのフレーバーとか テイスティング出きるかな と、ワクワクが尽きないです笑

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という嬉しいメールです。
海外出張の旦那さまは、ずうっと出国されたまま帰国ができないと聞いていましたので、よかったです。
そして、ベトナムと言えば「ベトナムコーヒー」、ローストがとっても深いのです。
当店のような素材のフレーバーを活かすコーヒーは、なかなかありませんので、そこに気づける旦那さまはなかなかの感覚の持ち主ですね。
普通の人は「縦に広がるぅ」というコメントはできませんので。
これは、フレーバーの広がりがきちんと見えているコメントです。

ビールも麦芽をローストしていますので、ロースト由来のフレーバーが登場しています。
ローストが浅いビールもあれば、ローストが深いビールもあります。
それを探せるようになると、ホップのフレーバーも探せます。
すべての、フレーバーにはどこから由来されている香りなのか?があるのです。
そこが見えるようになると、食はより楽しくなります。

そして、嬉しかったのは、85才のお母さまも講座を受け、そして影響されて散歩で香りを探していられる姿。
自然の中の香りをきちんと探せるようになることがボクは大切だと考えています。
脳はかなり高齢になっても成長すると言われておりますので、こういう何気ない日常の姿を伝えてくれる便りはとても嬉しいのです。

ほんとに嬉しい出来事などは、日常にあるのだと思っています。
いかに日常を有意義に生活し、日常の中で「感じる」、「気づく」ことが人生の豊さを教えてくれることなのだとボクは思っています。

テイスティングは「表現力」ではないのだと伝えたい。
テイスティングとは「感じる」ことなのです。

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