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美しさとは、色とカタチから成る。
公開日:2025年1月30日更新日:2025月01月30日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。
美しさを学んできて思うことは、「色」と「形」の双方に美しさは宿っているものなんだと、つくづくそう思うのだ。
しかしながら、ボクは「色」よりも「形」でモノゴトを捉えているみたいなので、いまだに「色」の美しさの理解が難しい。
人の感覚には、得手不得手があるため、そのどちらで捉えがちであるのか?によって、感じ得やすい、または感じ得難いがあるものだと思っている。
ただし、良質さを表現する場合には、その「色」と「形」は表裏一体のモノでもあるため、どちらかを極めれば、一緒に伴ってくるものでもあると考えている。
だからボクの場合では、「形」の美しさの究極を求めれば、「色」もそこに伴ってくるものなのだ。と考えている。
得意な方面から、突き詰めて取り組むことである。
そして、それらは「感じられること」で、表現に繋がるため「形」の最上級の美しさの成り立ちを論理および、最終的には感覚で感じられなければならないと思っている。
しかしながら、それが難しいことは、最上級の美しさを自身で感じられているのか?という疑問である。
そのために、取り組み続けていくこと。
そこに尽きるのだと思う。
本当に自身で感じられている美しさが、それが最上級であるのか?
この疑問を抱きながら生活することで、自身で感じられていない美しさの存在に気づかせて貰える瞬間を逃さなくなるのだ。
そしてそれは出会いでもある。
自身で感じられていない美しさの状態を感じ、そしてそれを感動している人に出会うために取り組み続けることが大事なのだと思っている。
ボクの味づくりには、そういった取り組みの積み重ねから、今の味づくりがある。