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初心に帰る。
公開日:2025年1月29日更新日:2025月01月29日
カテゴリ:論理的な考え方

「帰る」と言う言葉は、「自分の意志で元の場所へ戻る」という意味があるのだという。
なので、「初心に帰る」という題名は、「何を目標と定めたのか?その場所に戻り、その気持ちを確認する」そんな意味合いがある。
ボクにとっての初心は、どこを目標と定めて、そこに向かって歩んでいくのか?である。
なので、目標とした味づくりの部分がとても重要なものであるのだ。
そうした場合に、単に「美しいものを作りたい」という目標であったとしたなら、美しさの範疇に入る味づくりならば、すべてがその目標に入ってしまう。
なので、美しさの状態の中でも、ボクの目指す味づくりでは、ピンポイントに「それ」を指し示さなければならないと思っているのだ。
そのピンポイントで「それ」を目標と定めたとしたなら、「それ」を目指さなければならないのだ。
しかし、人の感覚とは難儀なものであり、その目標が知らず知らずのうちにズレてしまっていたりするものなのだ。
だからこそ、たまに「初心に帰る」という、自身の目標を見つめることが大切であるのだと思うのだ。
忙しかったり、新しく発見したものに心を奪われていたり、人が生活をしていく中で、気持ちが何かに捉われてしまっている時に、知らず知らずのうちに目標がズレてしまっていたりするのだと思われるのだ。
もちろん感覚の成長に合わせ、より明確に目標を見定めることが出来た場合には、より細部まで見定めた目標を掲げるべきである。
目標を見定めること、そして初心に帰ること。
このサイクルが良いものを作っていくために、必要な要素のような気がしている。