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密度感の登場のさせ方。
公開日:2024年12月21日更新日:2024月12月21日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。, 良質さのお話。
コーヒーのローストにおいて密度感を登場させるためには、世の中で感じられる密度感を紐解き、それをコーヒーのローストに当てはめれば良いという考え方になる。
高級な楽器が持ち合わせている音の密度感であったり、自然界の美しさの中で登場する視覚で感じられる密度感の成り立ちを紐解くことで、それらが成り立つ状態を解析することで、それを作り出すことが可能となるという論理である。
高級な楽器を分解することはできないため、ボクの取り組みでは自然界の美しさの中で登場している成り立ちを解析している。
先日、高速道路を使って富士市に訪れる機会があり、その時に見た「富士山」が今まで見てきた富士山の中で一番美しいと感じた。
それは、富士山に雪が積もっていたのですが、その白い山肌にシワがくっきりと見え、富士山の存在感が今ままで以上に伝わってきたのです。
密度感とは、「質感」+「感じられるキメの細かさ」で得られる状態の感覚であると分析をしています。
その状態になる自然界の条件を紐解くことで、その美しさを成り立たせているという条件を構成する材料が揃えることが出来れば、その美しさを再現することが出来るようになる。
そして、これまでの取り組みの結果、それらの状態を成り立たせている条件が見え始めている。
あとは、ローストに置き換えて表現すれば良いだけのことである。