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意識の重大さ。

公開日：2024年12月19日更新日：2024月12月19日
カテゴリ：お店のこと。

毎日見ている空の色、遠くに見えている山の色が日々違うのはなぜなのか？
そして、日々同じ風景を眺めているのに、感情にまで届く美しい色彩美がたまに訪れるのはなぜなのか？
そんなことを感じられるようになったのなら、それは色彩の美しさが徐々に感じられるようになってきている証拠です。

ボクが上記のことがらを感じられるようになったのも、実のところここ１〜２年のことだからです。

そこまでたどり着くまでには、美しさを作り出している状態の条件が見えてきたからこそです。
それまでの自分では、その条件の理解が及ばずにいたため、本来必要不可欠な条件を意識できていなかったため、それらの全てが含まれている「美しさ」を認識することが儘ならなかったのだと思っています。

なので意識とはとても重大なアプローチなのだと考えるべきです。

そして、美しさを作り出している状態という条件の意味が理解できるということは、創作物として美しさの状態を作りだすことが可能になるという意味でもあります。
ですので、ボクの本来の仕事であるコーヒーのローストにおいて美しさを表現することができるようになることを意味しているのです。

年々、香茶屋の味づくりが進化しているのは、美しさの状態の理解が進んでいるため、それをローストで表現できるようになってきているということです。