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リンゴの「ふじ」。

公開日:2020年11月28日更新日:2021月09月04日
カテゴリ:テイスティング, 講座。

今週の定休日にビオあつみ浜松店で開催したテイスティングの基礎講座で、コーヒーでもよく登場するリンゴの風味を理解してもらうために、王林(黄色のリンゴ)とふじ(赤色のリンゴ)をテイスティングした。
テイスティングには季節感も大切で、やはり出来るだけ鮮度の良い「フレッシュ」な状態をフルーツで学んだ方が良いので、今回はリンゴ2種類とレモン(柑橘系)にしました。

そして、ビオあつみさんで取り扱うフルーツはクオリティが高いので、お値段もそれなりに高い。
ボクたちも普段では、口にすることもない1個500円もする「ふじ」リンゴでしたが、化学肥料
不使用のその「ふじ」は、皮の上からニオイを嗅ぐとほとんど匂わない。

でも、直感で「これは、すごく良いリンゴだ!」と何故だか認識した。
コーヒーもそうなのですが、本当に良いものは、あまり匂わない。
というのか、外に匂いを放つことはしないで、口に含んだ時にとても香りが広がったりすることを知っているので、そういうリンゴだと直感で分かったのです。

そして、実際にカットして受講者の皆さんと一緒に召し上がりながら、テイスティング・コメントをします。
ボクは初めてリンゴで「フローラル」を感じ、しかも上品な「うすいピンク色のバラの香り」です。
そこに、上品なリンゴの酸味が重なり合い、余韻にまでゆったりと流れていきます。

「ふじ」はエレガントだということは知っておりましたが、これほどまでに品が良くて、フローラル(バラの香り)とリンゴの酸味が合わさるようなフレーバーがあることは初めて知りました。
それを知ったことで、今取り扱いのある「エチオピア・イルガチェフェ・コンガ」にも”ふじ”リンゴのような酸味があることが理解できます。

経験はとても大切で、一度の経験でいろんなことが繋がっていったりしますので、興味がありましたら「ビオあつみ」さんのテイスティングの講座に足を運んでください。

現在は、新型コロナの対策を施しながら開催しておりますので、1回の講座の定員人数も6名までと少人数で開催させていただいております。
12月は都合が悪く開催しておりませんが、来年の1月から毎月開催する予定です。

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