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質感の良さとは、生豆とローストの合わせ技。
公開日:2024年11月6日更新日:2024月11月06日
カテゴリ:抽出のはなし。, 焙煎の味づくりのこと。
10月中旬くらいに発見した、ロースト技法の組み合わせによる味わいの特徴では「質感」が素晴らしい状態で登場するようになった。
経験上、人間の感覚は、口に含んだ瞬間の質感が素晴らしい場合には、脳が「質感目線」になってしまうため、途中から酸味目線には戻れないという感覚の特性がある。
そのため、質感の素晴らしい状態のものは希少なため、口に含んだ瞬間から「質感の素晴らしさ」を感じられるものは稀であり、そのため酸味の素晴らしさやフレーバーの素晴らしさを語る場面が多くなる。
が、しかしだ、コーヒーの場合では質感の素晴らしさとは、「コーヒー豆が持ち合わせている質感のよさ」+「ローストにおける質感の状態の良さ」が合わさることで、素晴らしい質感が登場するため、質感の素晴らしさとはローストが占める割合が意外と大きいのだ。
そこで、今回発見したロースト技法の組み合わせにおける良質さ(美しさ)の状態の表現では、質感が素晴らしく良くなる設定でもあるため、良質な豆を使えば使っただけ、質感が素晴らしい表現となることを実感している。
そのため、ペーパーフィルターを使ってはもったいない。
質感の良さを存分に楽しむためには、オイル分までしっかりと抽出ができる器具を使ってもらいたいと思うわけなのです。