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アプローチの純度を上げる。
公開日:2024年10月25日更新日:2024月10月25日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。
ローストにおけるアプローチには、目標とする味づくりのための完成形という想像しているバランスがある。
その想像している完成形の味づくりのために、ローストにおいてどのようなアプローチの仕方が思い描く味づくりとなり得るのかを思い描き、実際にローストに挑むことになる。
そして実際にローストされたコーヒー豆をカッピングをして、その結果を判断することになる。
ほとんどの場合、思い描いたような味づくりは出来ないものである。
それが、実際のローストによる味づくりである。
が、経験を積むごとに徐々にではあるのだが、思い描く味づくりから、それほど離れない味づくりが出来るようになってくる。
それが、経験という意味である。
そして、その思い描いている味づくりの純度を落とさないという味づくりをするために、試行錯誤をすることがプロとしての意識なんだと思っている。
それが難しいからこそ、安定した味づくりが出来るショップがとても少ない理由とは、そういうことなのだ。