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味わいの形から色を見ている。
公開日:2024年10月4日更新日:2024月10月04日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。
ボクのローストにおける味づくりでは、フレーバーの形から色を見ていることに気づいた。
なんでこんなことを書いているのかと言うと、液体の質感から色を見ている人や、液体の色から質感を見ている人など、人によって受け取り方が様々であるために、こんなことを書いている。
たぶん、ボクは今までのコーヒーローストに携わってきて、ローストを感じるためには「形から色を見る」方がローストを感じ易いがために、そのような見方をするようになってしまったのだと思っている。
それに対して、ローストをしない人であれば、ローストの骨格を見る必要性が無いために、液体としての良質さを感じられる人は、質感から色を見たり、香りの色から質感を見たりして、美しさを楽しんでいるみたいなのだ。
当然ながら、ほとんどの人たちは香りの色を感じられないため、味覚と触覚という口内の味わいを優先に見ているため、ボクの述べている「フレーバーの形」を見ている人が多いだろうと推測をしている。
そしてボクの場合では、形から色を見ることでダメージを理解している。
色を見ることで、そこに美しい色彩美を感じられれば、自ずと液体は良質さを保持しているためである。
そうやって、香茶屋のローストにおける味づくりで美しさを表現している。