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3つの透明感の存在。
公開日:2020年12月5日更新日:2021月09月03日
カテゴリ:良質さのお話。
良質なコーヒーに求められるものは何か?
昨日、そんなことを考えながら当店のコーヒーを飲んだら、とってもくっきりと、それでいて雑味や嫌な酸味がなくて、「クリーンだなぁ」とうっとりとしていた。
もう答えが出ていた。
それは、「透明感」だということ。
そして、それを思いついた時に「透明感」には「3つの透明感」の存在があることに気がついた。
すでに、それは知っていたのだけれど、気がついたのは「3つの透明感」という言葉の存在だ。
では「3つの透明感」とは何か?
1・素材の透明感。
コーヒー生豆のポテンシャルとでも言いましょうか。
当然、透明感のあるコーヒーは値段も高くなります。
良質のコーヒーの3台要素は、「透明感」「明るさ」「液体の質感」です。
2・焙煎から導き出される透明感。
焙煎のダメージのない透明感。
3・抽出で登場させる透明感。
道具選び、お水選び、抽出器具選びから登場する透明感。
上記の3つが、コーヒーカップの液体の中に登場している「透明感の存在」になります。
まずは、仕入れによる「良質なコーヒー豆の確保」はとても重要なことですが、コーヒー豆だけよければ良質な液体になっている訳ではありません。
「素材を活かす」ためには、一貫性の考え方による取り組みが大切なのだということです。
それが、「3つの透明感」の考え方による取り組みなのだと思います。