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旅先での出会い。
公開日:2024年9月26日更新日:2024月09月26日
カテゴリ:抽出のはなし。
出会いとは、なにも人だけのことではない。
モノやコトに触れたことからの出会いも、とても大きな影響力を持っているものなのだ。
今回、遅めの夏休みをいただいて旅行に行ってきた。
柿田川湧水で仕込むお蕎麦を昼食で食べようと、その時間に合わせて自宅を経った。
驚きだったのは、蕎麦のつゆだった。
その説明には、「約3倍のだし原料を使用」と書かれていたので、「濃い」イメージをして出向いたのだが、実際に食べてみると「濃いのだが品があった」ことに驚いた。
そして、その「濃いのだが品がある美味しさ」に仕上がっているものは「柿田川湧水」であることが由来しているのだと思ったのだ。
これが一般のお水を使って作った出汁だったのなら、濃さとプラスして刺々しさや、まろやかの反対にあるフレーバーが登場してもおかしくは無いのだが、柿田川湧水で仕込んでいるからこそ、その「まろやかさと品の良さ」に仕上げられているのだと思ったのだ。
もちろん、そのお蕎麦も胡桃のような穀物の香りが漂い、美味しいお蕎麦だったのですが、つゆの出汁とそのバランスの出会いがとても印象的に残っている。
これはコーヒーでも同じで、コーヒーという飲料も「コーヒー豆」と「お水」から、コーヒーとして飲めるようになる訳なので、お水の役割もとても大切なポイントになっている。
なので、コーヒー豆だけを調べて探すのではなく、お水もそれくらい調べて探してもらいたいものであるのだ。
素晴らしく美味しさを引き上げるお水は、なかなかあるものではないのだ。
どうゆうお水が、素材を引き上げてくれるお水であるのか?
まずはそれから学んでいくことが大切なのだと思っている。