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夕焼け色の、イルガチェフェ。
公開日:2020年12月9日更新日:2021月09月03日
カテゴリ:感覚のはなし
今週の定休日は、焙煎機の煙突掃除やら、商品シールを印刷するためのデータやらをお店に出てきてコツコツとやっていたので、普段よりもちょっと早いくらいに帰宅する時間になり、両日とも夕焼けを意識しながらの帰宅になった。
そこで思ったのは、「コーヒー焙煎のグラデーションの登場の仕方と同じだなぁ」ということ。
まだ、日が傾く前の夕暮れだと、まだオレンジ色や赤色も登場していないけれど、空が色にうっすらとピンクとか黄色が混じってくる。どちらかというと白んで来るみたいな感じで透明感がある。
そして、徐々にキレイに色づき始め、黄色やオレンジ色が層になって美しいくなってくる。
そして、赤色が登場し、だんだんと黒が混じることで茶色が登場するので、オレンジ茶、赤茶と濁って来る。
これは、焙煎での熱量の入り方ととてもよく似ている。
だから、透明感のあるコーヒーを作りたい場合には、夕暮れの色を観察するといいと思う。
黒色が登場しないような焙煎ができれば、透明感のある茶色が登場するようになる。
そして、キレイな透明感のあるオレンジ色のグラデーションが登場している時間帯があった。
その時に思ったのは、今の「エチオピアの色はこんな感じなんだよなぁ」ということ。
そう。
今のエチオピア・イルガチェフェのフレーバーは、夕焼けのキレイなオレンジ色なんですよね。