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ローストの修整。

公開日:2024年9月13日更新日:2024月09月14日
カテゴリ:感覚のはなし

ローストの修整。

毎回、季節の移り変わりの際にローストで味を整えることを書いている。
それくらい、ローストにおける修整の頻度は高いものである。

そして、経験値と共に「どのように修整したら良いのか?」という法則というのか、ローストの味わいに対しての修整の仕方を身につけていくことが、ロースト技術であるとも言える。

しかし、ローストの修整が難しいのは、新たな画期的な手法を発見したとしよう。すると、その画期的な手法を表現するために、今までの修整の仕方では対応が出来なかったりするのが、ローストの味づくりなのだ。
なので、新たにその画期的な手法を活かすための修整案を考え、そして実際にしっくりとくる修整を施さなければならないため、焙煎技術が進歩したなら、その進歩した内容に合う修整を施す必要性があるのだ。

だからローストはいつまで経っても難しいのだ。
時代の流れとか、流行りとか、そういうものではなく、良質な液体にするためのローストは経験値と共に進化をしていくものである。
だからこそ、ローストの修整の技術も進化していかなければならない。

そのための感覚の感受性も磨いていかなければならないのだと、ボクは思っているのだ。
だって、細かな味わいが感じられない状態では、繊細な味づくりなんて施せるはずが無いからだ。

だから、繊細な味わいをキャッチ出来る感覚の育成と、繊細な味づくりはセットで取り組まなければならないと考えるべきことなのだ。

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